塩沼亮潤大阿闍梨 写真
  • 塩沼亮潤大阿闍梨
  • 福聚山 慈眼寺 住職
    大峯千日回峰行大行満大阿闍梨
  • 朝起きて、今日も一日よろしくお願いします。
    と手を合わせ、
    いいことして、悪いことをしない。

    そして、夜、何事もなく、
    無事終わったならば、
    神さん、仏さんにありがとうございました
    と感謝すること。

    これが立派な信仰だと思うのです。

    人生が行であり日々が行とするならば行に終わりなし
    すべての出会いに感謝しながら
    一息一息を大切に、この命つきるまで・・・

略歴

1968年 仙台市に生まれる
1987年 奈良県吉野の金峯山寺で出家得度
1991年 大峯千日回峰行 入行
1999年 大峯千日回峰行 満行
2000年 四無行 満行
2006年 八千枚大護摩供 満行
現在 仙台市・秋保 慈眼寺 住職
大峯千日回峰行大行満大阿闍梨

大峯千日回峰行

「大峯千日回峰行」とは、奈良県吉野山にある金峯山寺蔵王堂(354m)から24㎞先にある山上ヶ岳(1719m)頂上にある大峯山寺本堂まで、標高差1355mある山道を往復48㎞、1000日間歩き続ける修行です。年間4ヵ月を行の期間と定めるので、9年の歳月がかかります。

行に入ると毎日19時に就寝、23時30分の起床と共に滝行で身を清め、装束を整えて午前0時30分に出発。
道中にある118か所の神社や祠で般若心経を唱え、勤行をしながらひたすら歩き続けます。 持参するものはおにぎり2つと500mlの水。これを食べ繋ぎながら山頂到着8時30分。帰山するのは15時30分です。
1日16時間歩き続け下山してから掃除洗濯、次の日の用意など身の回りのことを全て行者自身がするため、約4時間半の睡眠で行に臨む生活が続きます。

このような生活が続くと1ヶ月で栄養不足のため爪がぼろぼろと割れ、3ヶ月目に入ると血尿がでるほど衰弱していきますしかし、どんな状況になっても1度この行に入ると途中でやめることは決して許されません。万が一途中で行をやめざるを得ないと判断したならば、所持している短刀でもって自ら腹を切り、行を終えるという厳しい掟があります。

千日回峰行者の衣装は「死出装束」といい、紐を含め全てが真っ白です。 肉体的にも精神的にも限界に近い非常に追い込まれた極限の中での行は、一瞬一瞬が命がけです。
塩沼大阿闍梨は祈りの心で行に臨まれ、1991年5月3日より述べ4万8000キロを歩き、1999年9月3日に大峯千日回峰行を成満されました。

 

四無行

四無行とは、断食、断水、不眠、不臥を九日間続ける修行です。 これは、食べず、飲まず、寝ず、横にならずこの4つがないということで四無行といいます。
四無行は大変危険な行で、無事生きて行を終える確率が50%といわれています。それ故、行に入る前に浄斎の儀という通称生き葬式を行い、縁のある人達と最後の食事を共にし、別れを告げます。その際、行者は実際には食さず、食べる動作のみ行います。

行に入ると、食べない、飲まない、寝ない、横にならないだけでなく、毎日午前2時に仏さまにお供えするお水を片道200メートルほど先の閼伽井戸まで汲みに行きます。そして一日3回、本尊様の前で密教を修法し読経します。その他の時間は、不動明王のご真言を10万遍、さらに蔵王権現のご真言を10万遍、計20万遍のご真言を数珠と石を使い数えながら唱え続けます。

入堂して三日目過ぎぐらいから、行者の足は紫色になり身体から死臭が漂いはじめます。
見えるはずのない離れたところにいる人の体臭を感じたり、線香の灰が落ちる微かな音も鮮明に聴こえ、灰が落ちる瞬間はスローモーションのように見えるほど五感が研ぎ澄まされます。

五日目からは一日1回のうがいが許されますが、決して飲んではいけません。1つにはなみなみと水が入り、もう1つは何も入っていない同じ大きさの天目茶碗が2つ用意されます。口に含みうがいをして空の茶碗に吐き出します。うがいが終わった後、何も入っていなかった茶碗に最初と同じ量の水が入っていないとそこで行は失敗とみなされるため慎重に行われます。

行中、体重は毎日1キロずつ減り、水分不足のため血液がどろどろになります。脈拍は坐っているだけで90を超え、少し歩くと120ぐらいに脈を打ち動悸が激しくなります。
身心共に危険な状態の中、行は九日間続きます。

四無行が始まってから九日目の午前2時に出堂を迎えます。本堂に移り、本尊様が祀られている大きな壇の周りを三遍回り、その次に「朴の湯」という朴の葉のお茶を飲む儀式を終えてから、法要を行い出堂作法となります。最後に天満宮の天満社というお宮さんの前に筵を敷き松明を置いて、食事をする儀式をします。しかし、この時も食べる動作のみです。

大峯千日回峰行を成満された翌年の2000年9月28日から10月6日にかけて四無行を成満されました。。


 

八千枚大護摩供

八千枚大護供とは、100日間五穀(米、大麦、小麦、小豆、大豆)と塩を断つ前行の後、24時間一昼夜飲まず、食べず、寝ず、横にならずで八千枚の護摩を焚き続ける行を2006年に満行されました。

慈眼寺は奈良県大峯山1300年の歴史で2人目となる大峯千日回峰行を満行し、翌年には9日間、食べず、飲まず、寝ず、横にならずの四無行を満行した塩沼亮潤大阿闍梨によって、仙台・秋保の地に開山されました。
毎月第一、第三日曜日午後1時には塩沼亮潤大阿闍梨による護摩を厳修し、法話があります。
どなたでもご参拝頂けます。

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